ヘッドスパニストが5つの考察からオススメするシャンプー方法を本気で書いてみた
こんにちは。
マンツーマンヘッドスパサロンcolon:の田口です。
最近多くの美容師さんが「正しいシャンプーの方法」で色々と持論を展開されているので、今日はシャンプーのスペシャリストである、スパニストからの観点でお伝えしていきます。
【当記事は美容師の方々が書いておられるシャンプーの方法を批判するものではございません。あしからず】
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考察① お湯の温度は?
温度でいうと40℃が目安となりますが、ここで気をつけないといけないのは「温度」より「温度感覚」です。
「温度感覚」とは文字通り熱さや冷たさを感じることなのですが、特に男性の場合、頭皮が物理刺激を受けることによってさらに温度感覚が鈍くなる傾向があります。男性型脱毛症の進行度によって群分けした薄毛群では、同年代の薄毛でない群と比較して、 頭皮が硬いこと、および皮脂量が多いことが確認されます。
女性でも「最近頭がベタベタする」「頭皮が油臭い」という場合は、40℃より低いぬるま湯ですすぐことをオススメします。
「40℃でも熱すぎる敏感な状態の頭皮もある」ということを覚えておきましょう。
考察② すすぎについて
「お湯洗い」と表現されるすすぎですが、よごれはすすぎでほとんど落ちます。
しかし、皮脂や過酸化脂質、スタイリング剤(水溶性は除く)は取れにくいです。
これらを除去するためだけにシャンプーというものがあるといっても過言ではありません。
すすぎの方法は
「シャワーのお湯を流している部分(頭皮)を指の腹で動かす」
というのがオススメです。
お湯が通っている表面は水の抵抗で摩擦がかかりにくくなっているためです。
「すすぎが不十分なのはダメ!」といってむやみやたらにガシガシするのはナンセンス。
お顔のクレンジングのときにガシガシなんてしないですよね?
すすぎはあくまでも「お湯で流す」というものです。
やさしく丁寧に時間をかけて頭皮を動かしましょう。
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考察③ シャンプー剤の使い方
シャンプー剤は
「液状のまま頭皮につけて、頭皮の上で手のひらを使って泡立てます」
理由は泡立てると泡が毛穴より大きくなり、洗浄成分が毛穴に入っていかず、シャンプーの本来の目的である
「毛穴に溜まっている汚れ(主に過酸化脂質などの皮脂汚れ)を除去する」
ということができない
からです。
具体的にお伝えすると
「毛穴にシャンプー剤を入れて、マッサージで頭皮を毛穴ごと動かし、汚れを浮かし出す」
のです。
お顔のクレンジングはしっかりと泡立てて洗顔しますが、頭皮は毛髪がある以上、泡立ててしまうと毛穴に入っていかないばかりか、頭皮表面にも届きません。
ですので、
「シャンプーは液状のまま頭皮に直接つけて、頭皮の上で泡立てます」
大事なことなので2回いいました。
一部で「シャンプーを液状のまま頭皮につけると刺激が強すぎる」と言われていますが、泡立てても界面活性剤の性質はかわりません。
それよりも頭皮状態に合ったシャンプー剤の種類やシャンプー剤の使用量に気をつけましょう。
考察④ シャンプー剤の使用量
前述した通り、
「シャンプーは液状のまま頭皮に直接つけて、頭皮の上で泡立てます」
ので、
「髪の長さでシャンプー剤の量が大幅に変わる」
ということはありません。
頭皮で考えるとシャンプー剤の使用量は「頭の大きさ」で左右されます。
ちなみにcolon:では2プッシュ(6ml)以上は使いません。誰も得しないので。
あ、メーカーさんは得するか…
髪の表面の汚れは頭皮で泡立てた泡で充分におちます。
ここでベタつきなどが出てきたら残念ながら「シャンプー前のすすぎが雑だった」ということです。
今日からいつもお風呂場で使っている量の半分でシャンプーをしてみましょう。
きっとできますよ。
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考察⑤ 洗い方
「指の腹で洗う」
よく言われますよね。
colon:では
「指の腹+手のひらで洗ってください」
とお伝えします。
指の腹だけだと余分な摩擦をしたり、マッサージが不十分になる可能性が高いです。
美容師ならまだしも、頭を洗うことに無意識な方はそれさえ難しいのでは。と思うので手のひらマッサージシャンプーをオススメしてます。
オススメの動かし方は
「(できたら指の腹で全体をマッサージシャンプーした後に)両手の手のひらで頭をはさみ、頭頂部、後頭部、首筋に向かって回転させていく」
というものです。
…言葉だとわかりづらいのでまた動画で出します。。。すみません。。
特に乾燥しやすい頭皮の方は、「濡れている状態の頭皮を必要以上に擦る」というものが原因でフケが増加したり、炎症を引き起こします。
これが続くと慢性化し、症状が悪化していきます。
洗い方で頭皮トラブルは防ぐことができます。
まとめ
以上の5つの考察から
「擦るのではなく、頭皮を動かし、毛穴を動かし、汚れをとる」
これがヘッドスパニストがオススメするシャンプー方法です。
ご参考までに。
【当記事は美容師の方々が書いておられるシャンプーの方法を批判するものではございません。あしからず】
大事なことなので2回いいました。
see you