自分の大切なお客様にヘアデザインを楽しんでいただくために大切なこと
こんにちは。
田口です。
マンツーマンのヘッドスパサロンをスタートして一年半ほどになりますが、なぜ僕がヘッドスパにこだわるのかを今日は書きます。
僕は今年で美容師免許を取得して13年になります。
初めはほんの少しの憧れと女性に対しての苦手意識をなくそうと始まった美容師人生ですが、今現在ヘッドスパに力を入れています。
なぜヘッドスパなのか?
カットやカラー、パーマももちろん大事な技術ではありますが、過去に一人のお客様から頂いた言葉にハッとして今に至ります。
それは
「毎月髪の毛を手入れしてもらってるのに美容師さんて頭皮のことは専門外なんやね」
というものでした。
当時、もちろん毛髪科学は勉強してはいましたが、頭皮に関してそんなに深く考えてもみませんでした。
「頭皮に何かできものができたんだけどどうしたらいいの?」
「(自分では髪の毛が少なくなってきたと思うんやけど)育毛ってどうしたらいいの?」
というお客様からの質問にしっかりとお答えできない自分がいました。
「デザインを作るのに夢中でお客様の頭皮のことを何も考えてなかった。。」
反省でしかありませんでした。
当たり前ですが、デザインを作るのも土台となる健康な「頭皮」、そして「髪の毛」がなければできません。
「じゃあお客様の髪の毛がなくなったらどうするんだ?」
という疑問が常にあって、
「このままではダメだ。一からヘッドスパを勉強しよう」
「頭皮トラブルに悩む人に安心して相談してもらえる美容師になろう」
という思いに変わっていきました。
colon:を立ち上げて初めて、「皮膚科に行っても治らない」というフケ症のお客様にシャンプーの方法や使用するシャンプーを吟味して、ケアに対して一緒に取り組み、半年後に改善したときはやっててよかったと思いました。
そうです。美容師でも改善できるんです。
僕は個人的に、美容師がデザイン以外の毛髪知識や頭皮に関しての知識があれば、もっとお客様に喜んでいただけると思っています。
毎回こんなに近くにいるのに、自分のお客様が皮膚科や某カツラ専門店に相談するのって悔しくないですか?
皮膚科ではシャンプーの仕方なんて教えることはできません。
僕たちはお客様にお伝えすることができます。
もちろんデザインをつくるのも大切です。
でも美容師としてお客様に信頼して相談していただいた質問に
「大丈夫でしょ」
「時間が経てば治りますよ」
なんて無責任に答えるのだけはやめましょうよ。
自分の大切なお客様にヘアデザインを楽しんでいただくためにも大切なことだと思います。
see you